【メンヘル】パニック発作があってもパニック障害にはならなかったワケ

最近、「私パニック障害なんです」と

自己診断で主張している人を、よく見かける。

 

まぁ、たいていは女性ですが。

実際、女性の患者は男性の2倍いるという。

 

私は男性だが、それに近い症状をよく経験する。

職場にいるとき、急に激しい眩暈や動悸に襲われ、

座っているのもままならない状態になるのだ。

同僚の話では、そういうときの私は

文字通り「血の気の引いた」顔をしているそうだ。

その顔色たるや、本当に白塗りのような白さで

鈴木その子(覚えてる?)を彷彿とさせるらしい。

病院に行って検査を受けたところ問題はなく、

一応、自律神経失調症ということになっている。

shirokumapunch.hatenablog.com

この症状、実際にはパニック障害特有の

パニック発作

と呼ばれる症状と同じなのではないかと思う。

では、なぜ「パニック障害」ではなく

自律神経失調症」という指摘なのか?

発作時にどういう対応をすれば

深刻なパニック障害に発展せずに済むのか?

それらについて、少しまとめてみました。

 

 

そもそもパニック障害とは何ぞや?

よくある誤解なのだが、パニック状態に陥って

「あわわわ・・・!」とか「あ゛ーーー!!!」とか

なるのをパニック障害だと自称している人、

全然違います。それは、ただのパニック。

頭の情報処理が追いつかなくて起こるもので、

単にハードウェアの性能の問題だ。

ストレスとか精神とかは、あまり関係ない。

 

パニック障害の元となっているのは、

パニック発作」と呼ばれる身体の異常だ。

上述したように、激しい眩暈や動悸、発汗、

呼吸の乱れや胸の圧迫感などによって、

座っているのも辛く、地面に倒れこんでしまう。

わけもわからず症状に襲われることで、

当の本人は

「もしかして死ぬんじゃないか?」

という恐怖でいっぱいだ。

もちろん周囲の人間も大騒動。

突然目の前で人が倒れこむわけだから、

脳や心臓の大病を疑って、救急車を呼んだりする。

しかし実際に救急車が着くころになると、

症状はころっと治まり、すっかり元通り。

病院で精密検査を受けても、問題はない。

原因のわからない症状による死の恐怖、

人前でまたいつ倒れるかわからない緊張感、

周りを散々巻き込みながらコロッと元通りになる

申し訳なさや恥ずかしさ、

「人騒がせな奴だと思われていないかな?」

という周囲の目に対する不安や恐怖、

これらの経験から、

「また外で同じことが起こったらどうしよう?」

という強い不安が生じ、外出できなくなったり、

乗り物に乗れなくなったりするなど、

日常生活に大きな支障が生じる。

これが、パニック障害だ。

自律神経失調症パニック発作

パニック発作の要因はよくわかっていないが、

ストレスによる神経伝達の異常のせいではないか

という説が濃厚のようだ。

対して自律神経失調症は、ストレスなどにより

交感神経と副交感神経の交替が

上手くいかなくなっていることが要因だ。

ストレス要因によること、神経の問題であることは

互いに共通しており、症状もよく似ている。

 

私が初めて体の異常を感じたときを思い返すと、

夜中に急に冷や汗びっしょりで目が覚めて、

動悸が激しく、胸の圧迫感で息も苦しく、

このまま死ぬんだろうかと超パニックになった。

吐き気があったのでトイレまで何とか行き、

そうこうしているうちに床に倒れこんで

動けなくなってしまった。

妻を呼ぼうにも、廊下から蚊の鳴くような声で

呼んだところで、爆睡中なので気づかれない。

本当に、自分が死を現実として実感したのは

あのときが初めてだったかもしれない。

しかし、絶望のまま何分かたったころ、

嘘のように症状は治まっていった。

非常にパニック発作臭い。

というか、たぶんパニック発作だと思う。

要は、自律神経のバグもパニック発作も、

ちゃんとした区別はつきにくい、ということです。

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私がパニック障害に至らなかった理由

それはおそらく、正確な知識を持っていたこと。

これに尽きます。

実は最初の発作が起こったときに、

もちろん症状に見舞われている最中は

恐怖でしかなかったけれど、終わった後で

「もしやこれは?」と思っていた。

二度目が起こったとき、「あ、前のやつ!」

と思って恐怖はあったけども、

やっぱりすぐに治まったので、

「うん、コレ死なないやつだな!」と

余裕をぶっこいて対応することができた。

もちろん、勝手に精神的なものと決めつけて

実は体の問題でした、ではシャレにならない。

病院に行って検査を受けて、異常がないと

ハッキリわかったからこその余裕だけど。

とはいえ、元来テキトーな性格もあって、

病院に行った時点で、発作が起きても

テキトーに対処できていたので、

医師もパニック発作だとは捉えなかったのだろう。

「人前で発作があっても、自分で対応できる」

「すごく苦しいけど、すぐ治まる」

「たぶん死ぬことはない」

という認識がしっかりできていれば、

発作が怖くて日常生活に支障が出ることもない。

よって、パニック発作には発展しなかったのだ。

発作のときの対応法

実際に私が発作時にとっている対応法です。

「ちゃんと対応できた」という自信を

積み重ねていくことが、

悪循環を防ぐことにつながります。

①暗いところで横になって安静にする

これができる環境なら、一番良い方法。

ブラックな職場でなければ、上司に

「ちょっと体調が悪いから30分ほど席を外す」

と言って、どこか使っていない部屋で

少し横になっておけばいい。

上司だって、オフィスで大事になるより

そっちのほうがいいに決まっている。

あなたの勤務態度か上司の人間性に問題がなければ、

事前に症状の説明を丁寧にしておけば、

きちんとした理解が得られるはずだ。

30分もしたら、ケロッと元に戻るので、

「どうもお騒がせしました」と挨拶だけして

普通に仕事に戻ればいい。

②座って頭を低くする

本当は①が一番いいのだが、

残念ながら承認されにくい環境であれば、

座ってゆっくりするのも一つの手だ。

よく推奨される方法が、座ったまま体をかがめ、

膝で頭を挟んでじっとしておくこと。

腹でも痛いフリをしてトイレに行き、

個室でじっとそうしておけば、すぐ治る。

 

電車やバスで立ってる最中なら、

勇気を出して席を譲ってもらおう。

私の経験では、「すみません、気分が悪くて」

と言えば、意外とみんな譲ってくれる。

その場でゲロ吐かれるよりマシだからね。

言葉にしなくても、その場にうずくまって

頭を低くしておけばいい。

誰か親切な人が席を譲ってくれるし、

譲ってくれなくても、立っているより楽だ。

 

ちなみに、私は電車を降りる直前で発作が起き、

改札で駅員さんに相談して

休憩室のベッドで休ませてもらったことがある。

「救急車呼びますか?」と言われたら、

「貧血がひどくて、いつものことなので」

とでも言っておけばいい。

世の中、意外と親切なものだよ。

③せめて目だけでも閉じておく

①も②も絶対無理!というシャイな人、

もしくは職場環境に恵まれていない人は、

せめてその場でじっとして目を閉じよう。

少し考えるフリか絶望するフリでもして、

両手で目元を覆うのもいい。

少しはマシになるはずだ。

④鼻と口を軽く覆い、深呼吸をする

発作のときは過呼吸になりやすい。

紙袋を常備しておいて、

ドラマとかでよく見るみたいに、

鼻と口にかぶせてスーハ―するといい。

恥ずかしい人は、クシャミするときみたいに

両手で覆ったり、ハンカチで覆ったり。

そして、ゆっくり深い呼吸を心がける。

肺がいっぱいになるまで鼻から吸い、

口からゆっくり吐き切ろう。

何度か続けると、呼吸が落ち着く。

⑤とりあえず困ったらトイレにかけこめ

よほどのブラックか忙しい現場でない限り、

トイレにくらいは行く余裕があるはずだ。

パニック障害には人目につく不安も影響するので

ヤバイと思ったらトイレの個室に駆け込んで、

とりあえず人目を避けて落ち着こう。

「このまま発見されずに死んだら?」と

逆に不安にさいなまれるなら、

鍵はかけずに、手で扉を押さえておけばいい。

もしもあなたが気を失えば、自然に扉が開き、

次に入ってきた人が発見してくれるだろう。

 

っていうか、大丈夫、死なないから。

さっきも言ったように、

それを理解するのも、パニック障害回避のため

とても大切なことです。

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